教職課程研究室卒論発表会(2020年度)

投稿者: | 2021年2月25日

本日は、教職課程研究室の今年度の卒論発表会でした。

以下、本日のプログラムです。このうち、③、④、⑦が、指導を担当したゼミ生です(その他の指名は転記の際にいちおう伏せています)。

今年度は、オンラインでの開催という初の試みでしたが、スムーズに実施することができました。

これで、基本的には、今年度の卒論関係の公的スケジュールは終了したことになります。

3年生の所属から2年間、本当によく頑張りました。お疲れさまでした。

■ 開会
13:00 開会の言葉(M1生)
13:05 趣旨説明/発表会のルール説明(M1生)
■ 動物応用科学科 研究発表
13:10 ①
自然体験活動がもたらす「生きる力」の変容
―ハーモニーセンターとあばれんぼキャンプを事例に―
13:20 ②
馬との関わりがもたらす子どもへの教育効果
―ヨナグニウマを用いた動物介在教育プログラムを事例として―
13:30 ブレークアウトセッション1(学生同士での意見交換/共有)
13:45 ③ 飯嶋 遥蘭
ペットの再生医療に関するコンセンサス会議を中心とした中学校理科
オンライン教材の開発
13:55 ④ 林 夏帆
野良ネコの一生を題材にした意思決定と課題解決を体験するゲーム型
教材の開発
14:05 ブレークアウトセッション2(学生同士での意見交換/共有)
14:20 総評(M1生・小玉教授・伊藤学科長)

*** 14:30 ~ 14:40  休 憩 ***

■ 環境科学科 研究発表
14:40 ⑤
イルカを科学的に理解することが親和的評価に与える影響
~新江ノ島水族館のイルカショーを例に~
14:50 ⑥
ごみ分別の際に働く意思決定と行動の規定因
15:00 ⑦ 宇都宮 俊星
意志決定・合意形成を組み込んだ理科教材作成のための研修プログラム・
マニュアルの開発と評価
15:10 ブレークアウトセッション3(学生同士での意見交換/共有)
15:25 総評・諸連絡(M1生・福井准教授)
■ 閉会
15:30 閉会の言葉(M1生)

環境教育の研究会にオンライン参加

投稿者: | 2021年2月23日

日本環境教育学会の関東支部第43回定例研究会がありました。オンライン開催です。今回は、「環境課題の系統的分類」という題で、森谷昭一先生にご発表いただきました。現在の環境教育やESDを大局的な視点から考え直すよい機会となりました。

『動物共生科学への招待:ヒトと動物と環境の未来をつくる』(大学教育出版)が刊行されました

投稿者: | 2020年4月3日

麻布大学ヒトと動物の共生科学センター編著の『動物共生科学への招待:ヒトと動物と環境の未来をつくる』が、大学教育出版より刊行されました。

文部科学省私立大学研究ブランディング事業「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現〈地域共生系「One Health」〉」の研究成果を踏まえて、これまでの研究内容や成果の一部を紹介しています。

本学のブランディング事業の広報責任者として、企画の立案から、編集担当、出版社との調整まで、出版の企画全般に関わってきました。

手に取っていただきやすいよう、1200円(+税)と、リーズナブルな価格設定にしていただき、電子書籍としても購入できるようにしました。

巻頭と巻末には、プロローグとエピローグのマンガも収録し、各章にもイラストや写真を豊富に掲載しています。

マンガ・イラストに出てくる「あざぶー」は、わたしの子どもの落書きから誕生したキャラクターです。

また、第4章「動物共生科学の科学的コミュニケーション構築とその発信に関する研究」は、科学的コミュニケーション(サイエンス・コミュニケーション)について簡潔に解説するとともに、広報責任者として進めてきた取り組みを紹介しています。

この他、たくさんの研究プロジェクトが掲載されていますので、麻布大学の研究に興味のある方は、ぜひご一読いただければ幸いです。

ISBN:978-4-86692-075-7

https://www.kyoiku.co.jp/00search/book-item.html?pk=991

有識者(?)と教職課程最後の授業

投稿者: | 2020年1月23日

本日は午後2時から、相模原市立野外体験教室運営協議会、という会議の会合に出席してきました。

自分で言うのも恥ずかしい話ですが、「有識者」ということで参加しています。しかも、前期に引き続いて、今期も「会長」を拝命しています。

というわけで、会議の進行も務めなければならないので、なかなか気の抜けない2時間あまりでした。

具体的なミッションは、相模原市が運営していて、小学校や中学校の宿泊体験や青少年団体の活動に利用されている、「若あゆ」と「やませみ」という2つの野外体験施設の活動に対して、様々な立場の方々集まって、助言をするというものです。

会議の場所は毎回、相模川のほとりにある「若あゆ」です。本日も、市内の小学生が活動している様子が、ちらほらと窺えました。

ここ20年くらいのあいだに、相模原市立の小学校や中学校を卒業した方であれば、おそらく思い出に残っている場所なのではないでしょうか。

さて、無事に大役を終えて、大学へ。

本日は、教職課程の4年生にとって最後の教職科目「教職実践演習」の最終回です。

学科によっては、専門課程の授業がまだ残っている学生もいますが、少なくとも教職課程の授業としては、本当に最後の授業となります。

いよいよ最後ということで、これまでの学修を振り返りつつ、教員免許を受け取る、あるいは、教員として働くということについて、自分が現時点でどこまで到達していて、何が課題なのかを、最終レポートというかたちで自己点検してもらいました。

さらに、記入内容に基づいて、グループディスカッションも実施して、最後に全体での共有をおこないました。

とくにイレギュラーな事態が生じなければ、これでみさなん、卒業式の日に無事に教員免許状を受け取ることができます。

本学の教職課程は、教育学部とは違って、各学部・学科の授業にプラスして履修するため、夜間授業中心のカリキュラムが組まれています。

理系大学ということで、専門の実験・実習と教育実習との両立も、なかなかたいへんだったと思います。

いろいろありましたが、とにかく無事にここまで辿り着いた学生のみなさんに対しては、「まずは、お疲れさま。でも、ここがゴールじゃないよ! 地道に頑張って幸せになってね!」というのが、率直な気持ちです。

ちなみに、卒業アルバムのメッセージ欄には、好きな言葉として、「花鳥風月 晴遊雨読 匍匐前進」と記しました。ここに込めた意味は、まあ見え見えですが、いずれまた機会を改めて書きたいと思います。

いよいよ後期も終わりが見えて・・・

投稿者: | 2020年1月22日

本日は、科学技術英語、理科指導法 II 、という2つの担当授業がありました。

科学技術英語は、研究室内の履修希望の学生数名と、科学技術の分野の英語学習をする時間です。

英文を輪読する回もありますが、今回は、英語のドキュメンタリーを見ながら、ああだこうだと解説や意見交換をおこないました。

使われていた言葉は英語でしたが、制作はフィンランドのテレビ局でした。

北欧の英語は、発音がはっきりクリアで、比較的聞き取り安いと思います。

昔から北欧のバンドが日本で流行るのも、その辺があるのかもしれません。

いろいろいますが、個人的に大学院生時代にハマったのは Ace of Base ですね。最近はそうでもないですが、一時期は洋楽をずいぶん聴いていました。

渋谷や新宿のタワレコに、輸入盤を探しにいったりもしました。

話題が授業からそれましたが、夕方は、2年生が対象の理科指導法でした。

2年生にも、模擬授業を短時間のバージョンでやってもらっています。今年は、ひとり7分間。お題は、指定された各単元の冒頭(最初の回)という設定で、授業の導入を工夫することです。

以前にも書いたのですが、導入場面をじっくり考えてもらうことで、授業のなかでこの単元を通して何を伝えたいのか、どのようなことを考えて欲しいのか、いかに興味を持たせるのか、ということを生徒の目線に立って取り組む機会としたいのです。

本当に短い時間しか割り当てられていないので、消化不良のような印象も残るのですが、それでも理科の授業づくりの最初の一歩として、何か得るものがあったのではないでしょうか。

さて、いずれの授業も、いよいよ来週が最終回ということで、そろそろ終わりが見えてきました。

まだ、成績評価など、その後の仕事もいっぱい残っているんですが。