本日は、正月7日ということで、七草粥を食べました。
こういった季節感を感じる風習は、よくわっていなくてもいちおう大事にしていきたいと思っています。
ところで、春の七草が入るこの七草粥、七草って何を指すのでしょうか。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、の7つだそうです。
スズナはカブ、スズシロはダイコン。
たぶん、昔の日本の農村では、それほど珍しい品種ではなかったのだと思います。
むしろ、お粥にするコメの方が、高級品だったかも。
まあ現在では、スーパーでこの時期にパックで並ぶので買ってきて入れている、というのが大部分の人ではないかと想像します。
むしろ、なんか見慣れない草が並んでいるなぁ、くらいでスルーしている人の方が、多いかもしれません。
味も、現代のパンチのきいた味覚からみれば、ずいぶん地味ですし。子供たちは、鮭フレークかけて食べてました。まあ、仕方ない気がします。
まあ、意味もたいして知らず、自分で育てたり採ってきたわけでもないものを使っているので、滑稽なふるまいなのかもしれません。
それでも、こういった風習って、ぎりぎりまで残ってほしいという感覚があるのです。だから、年賀状も、しつこく少しだけは出し続けているのです。
でも、年賀状は、メールやLINEなどのSNSに取って代わられつつあります。
一方で、(バレンタインはまあともかく)ホワイトデーやハロウィーンのように、お金を生み出すような真新しい風習は、本来とは違った姿になってもお構いなしに広まっていきます。
こうした一発逆転でもない限り、それほど経済を活性化させるわけでもない七草粥の風習は、やはり廃れていくのでしょうかね。
いっそ、パチンコ七草粥、とかつくればいい気もしますが。ナズナリーチ!とか、根菜コンボ来たーとかね。