これまでのネット遍歴を振り返る

投稿者: | 2011年11月9日

 私がはじめてインターネットというものに触れたのは、大学2年生くらいの頃だった。大学キャンパスの中に、メディアセンター(たぶん当時はそんな洒落た名前ではなかった)があって、パソコンの利用が学生に解放されていた。

 メディアセンターにたくさんの最新PCが並び、学生がレポートにいそしむというのは、今はありふれた光景である。しかし当時は、レポートは手書きの時代。書院のようなワープロもあったが、パソコンは研究用の特別な用途を除けば、あまり身近なものではなかった。3年生のときに初めてマッキントッシュ(確かLC475という機種)を買ったが、それもずいぶん思い切った買い物だった。

 話を戻すと、メディアセンターにおいてあったマッキントッシュに、モザイクというソフトがインストールされていた。今のFireFoxなどのご先祖さまといった存在だ。それをクリックして立ち上げると、なにやら英語のウェブサイトらしきものが表示されるのを知ったのが、初めてのインターネット体験である。しかし当時の回線事情は、現在とは比較にならない劣悪なもの。すぐにブチブチ切れるし、そもそもマッキントッシュ自体が不安定で、すぐに「爆弾マーク」が表示されたものだ。

 それでも、これで世界中と繋がっているというのは、新鮮でもあり、なおかつ少し空恐ろしい感覚がしたものだ。

 その後、あれよあれよという間に、PCは普及し、ポケベルからPHSを経て携帯電話の時代に(最近はスマートフォンに)なり、インターネットなしでは毎日が成り立たないようになってしまった。

 大学院生の頃から、自分からも情報発信をしようと、最初はソースを手書きでウェブページ(ホームページ)づくりに挑戦した。そのうち、「ブログ」というものが流行だしたので、ニフティのココログをはじめてみた。やってみると結構かんたんに見栄えのよいページが作れるので、しばらく頑張ってみたが、だんだん疎かになった。

 次にはまったのは、Wiki(ウィキ)である。読書記録をまとめやすそうだったので、ニフティのサーバーを契約して、サイトを再構築した。ただ、ページ作りに色々と制約があったのと、少々反応が重たかったので、これもしだいに疎かになった。

 そして、xoops(ズープス)というものを知り、これはカッコよいと思い、さっそくサイトをまた再構築した。このxoopsサイトは、今でもポータルサイトとして一応は稼働させている(http://fukuilab.sakura.ne.jp/)。xoopsは、かなり何でもでき、応用力も高いので気に入っていたが、逆に言えば少々複雑だった。さらに、反応がかなり重たかった。また、結局自分が一番したいのは、読書の記録や書評をきちんと(できればカッコよく)残したいのだと自覚したので、本の表紙画像(書影)を簡単かつ合法的に表示できる、はてなダイアリーが、現時点ではベターということに落ち着いた(このページ)。

 また、この間、ちょっとした読書メモや読みたい本のチェック用に、ブクログというサービスにも手を出し、こちらも一応はまだ稼働させている(http://booklog.jp/users/fukui)。twitterにも、遅ればせながら手を出し、ここしばらくは、日報がわりに使ってきた(@FukuiTomonori)。

 近ごろは、いつの間にかtwitterだけを利用し、はてなダイアリーやポータルサイトは、ほったらかしの状態だった。しかも、FacebookとGoogle+も気になり出している。

 それでも、あちこち中途半端になるよりは、このはてなダイアリーのところをメインにやった方がよいかと考え直している。日報がわりに使ってきたtwitterも、気楽に「つぶやく」にはよいが、まとまった文章として記録を残すには、少々制約が多いことを改めて感じている。

 幸いにして、はてなダイアリーにはtwitterにツイートを流す機能がある。せっかくフォロワーが増えてきたtwitterでのツイートを継続しつつ、ブログの更新のお知らせもしっかり流しておけるので、都合がよさそうだ。twitterのツイートを、毎日こちら側にまとめてくれる機能もあるようだ。

 そこで結論というか宣言だが、疎かになっていたこのはてなダイアリー。ここで今一度だけ気合いを入れ直し、日々の仕事の記録(日報)や読書の記録(書評)や考えたことの防備録(随想)などを、少しずつ書き溜めていこうと思う。

 ・・・と思いつつ、結局は三日坊主になるのが、いつものパターンではあるが。

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