一昨年から関わってきた『ジュニア地球白書』（旧・こども地球白書）の新刊が出ました。
クリストファー・フレイヴィン(ワールドウォッチ研究所・所長)編著, 林良博（東京大学教授）監修『ジュニア地球白書 2007-08』221ページ，ワールドウォッチジャパン， 2008年，2,625円（税込）
この本は，地球環境に関する年次報告書として有名な『地球白書」（原題：State of the World）を，児童・生徒向けにリライトしたものです。
私は，陸斉氏とともに編集担当（名ばかりですが・・・）を務めたほか，第１章の執筆を担当しました。
目次の一部を抜粋しておきます。
第１章 持続可能な都市―いよいよ世界の人口の半分が都市に住む
第２章 衛生を改善する都市―水道とトイレがある生活を実現する
第３章 農業を生かす都市―食料と環境と生きがいのために
第４章 公共交通を生かす都市―歩行者と自転車を大切に
第５章 再生可能エネルギーを生かす都市―会社や家庭で省エネに取り組む
第６章 自然災害に強い都市―人の命と財産を守る都市づくり
第７章 人間にふさわしい都市―安全で健康に暮らせる緑の空間に
第８章「地域の経済」を強くする都市―持続可能な生活をめざして
第９章 すべての人に「公平な都市」―差別のない社会、差別のない環境
難しい言葉やキーワードは，巻末の用語解説で説明しています。
小学校高学年から読めるよう，ほとんどの漢字にルビが振ってあります。
総合的な学習の時間などに，ぜひご活用ください。また，都市の新しい環境問題などを取りあげているので，巷の概説書ともひと味違った切り口です。そのため，大人が読んでも興味深い本題と思います。
（この記事は旧サイトからの転載です）