2004年度3年次ゼミの記録

2004年度3年次ゼミの記録

2004(平成16)年4月に、新3年生4名が配属され、研究室(教職課程ゼミ)が立ち上がりました。

本年度は3年生対象のゼミとして、主に環境教育のテキスト等を輪読することにしました。

第1回 (04/04/23)

資料輪読

(財)日本生態系協会編(2001)『環境教育がわかる事典 世界のうごき・日本のうごき』98-102頁、「2-1-2 世界が求める環境教育のあり方」

「ベオグラード憲章――環境教育のための地球規模の枠組み」(※開発教育協会(2003)『持続可能な開発のための学び(別冊[開発教育])』開発教育協会、106-108頁より)

第2回 (04/05/07)

資料輪読

文部省・中央教育審議会答申(1996)「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(第一次答申)」より「はじめに」および「第5章 環境問題と教育」(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chuuou/toushin/960701.htm)

第3回 (04/05/14)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「はしがき」

「序章 環境教育の指導者養成の動向と指導者に求められるもの」

「(巻末)資料1 環境教育年表」

※次回以降の各章・節担当者を決定した。

第4回 (04/05/21)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第1章 環境教育への道のり」より「1 自然保護教育」 →担当:相良

「第1章 環境教育への道のり」より「2 公害教育の経験」 →担当:阿比留

第5回 (04/05/28)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第2章 環境教育の歴史」より「1 環境教育の登場―1970年を中心に―」 →担当:藤原

第6回 (04/06/18)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第2章 環境教育の歴史」より「2 環境教育の進展―1980年代以降の新たな展開―」 →担当:島田

第7回 (04/06/25)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第3章 環境教育の目的・目標・カリキュラム」より「1 国際的な視点から」 →担当:相良

「第3章 環境教育の目的・目標・カリキュラム」より「2 環境教育の意義と特質―国内の文書を手がかりとして―」 →担当:阿比留

第8回 (04/07/02)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第3章 環境教育の目的・目標・カリキュラム」より「3 カリキュラム」 →担当:藤原

「第4章 環境教育の内容(1)」より「1 大気」 →担当:小棹(岡本ゼミ)

「第4章 環境教育の内容(1)」より「2 水」 →担当:櫻田(岡本ゼミ)

今回は、同じ教職課程の岡本ゼミ所属学生2名にも担当してもらった。

第9回 (04/07/09)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第4章 環境教育の内容(1)」より「3 自然」 →担当:相良

第10回 (04/07/16)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第4章 環境教育の内容(1)」より「4 食・農・土・健康」 →担当:島田

「第5章 環境教育の内容(2)」より「1 環境政策」 →担当:阿比留

第11回 (04/10/08)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第5章 環境教育の内容(2)」より「2 地域文化」 →担当:藤原

第12回 (04/10/15)

夏期課題図書(プラトン『メノン』岩波文庫)についてのディスカッション。

資料:佐藤学(2001)「プラトン 【メノン】 『教え』の不可能性と『学び』の根源性」佐藤学編『Best Selection 教育本44 転換期の教育を考える』33-35ページ,平凡社

第13回 (04/10/22)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第5章 環境教育の内容(2)」より「3 生活様式」 →担当:島田

「第5章 環境教育の内容(2)」より「4 環境倫理学」 →担当:相良

第14回 (04/10/29)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第6章 環境教育のプログラムと方法」より「1 体験型プログラム」 →担当:阿比留

「第6章 環境教育のプログラムと方法」より「2 環境調査の視点と方法」 →担当:藤原

第15回 (04/11/12)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第6章 環境教育のプログラムと方法」より「3 生産体験」 →担当:島田

「第6章 環境教育のプログラムと方法」より「4 情報ネットワーク利用」 →担当:相良

第16回 (04/11/19)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第7章 環境教育の近接分野」より「1 STSアプローチと環境教育」 →担当:阿比留

「第7章 環境教育の近接分野」より「2 国際理解教育・グローバル教育」 →担当:藤原

第17回 (04/12/3)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第7章 環境教育の近接分野」より「3 消費者教育の動向と展開」 →担当:島田

「第7章 環境教育の近接分野」より「4 環境教育としての資源・エネルギー教育」 →担当:相良

第18回 (04/12/10

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第7章 環境教育の近接分野」より「5 「総合的な学習の時間」と環境教育」 →担当:阿比留

「第8章 環境教育の実践例(1)――学校での取り組み」より「1 小学校における環境教育の実践と課題」 →担当:藤原

・夏期休業中の読書課題報告・卒論テーマ構想

→島田:竹田青嗣(2002)『哲学って何だ―自分と社会を知る』岩波ジュニア新書

第19回 (04/12/17)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第8章 環境教育の実践例(1)――学校での取り組み」より「2 中学校における環境教育の実践と課題」 →担当:島田

「第8章 環境教育の実践例(1)――学校での取り組み」より「3 高等学校における環境教育の実践と課題」 →担当:相良

・夏期休業中の読書課題報告・卒論テーマ構想

→阿比留:杉原五雄(2003)『どんぐり校長の自然塾―子どもたちに緑の体験を』山と渓谷社

→藤原:大野晋(2001)『学力があぶない』岩波新書

→相良:ベネッセコーポレーション(2003)『ベネッセが見た教育と学力』日経BP社・日経BP出版センター

第20回 (05/01/21)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第9章 環境教育の実践例(2)――学校外での取り組み」より「1 社会教育関連施設」 →担当:阿比留

「第10章 環境教育の実践例(3)――海外での取り組み」より「1 ヨーロッパの環境教育」 →担当:相良

※出席者・準備の関係で、一部変則的に進んだ。

・冬期休業中の読書課題報告

→阿比留:ロジャー・ハート(2000)『子どもの参画―コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際』萌文社

第21回 (05/03/14)

テキスト輪読

川嶋宗継・市川智史・今村文章編著(2002)『環境教育への招待(MINERVA TEXT LIBRARY 23)』ミネルヴァ書房

「第9章 環境教育の実践例(2)――学校外での取り組み」より「2 NGOによる環境教育の試み――地球温暖化問題をテーマにした啓発活動をめぐって」 →担当:藤原

「第9章 環境教育の実践例(2)――学校外での取り組み」より「3 行政による環境教育の試み――京都市の取り組みを中心にした参考例」 →担当:島田

「第10章 環境教育の実践例(3)――海外での取り組み」より「2 アメリカにおける環境教育の取り組み」 →担当:阿比留

「第10章 環境教育の実践例(3)――海外での取り組み」より「3 アジア太平洋地域の環境教育――持続可能性のための教育の促進,アジア太平洋の地域協力」 →担当:藤原

・冬期休業中の読書課題報告(卒論構想含む)

→相良:環境実践マニュアル,環境学習ブック(資源・エネルギー),岡山環境学習プログラム等

→島田:佐藤学/編(2001)『Best Selection 教育本44 転換期の教育を考える』平凡社

→藤原 ※口頭報告:服部晁夫(1992)『地域の未来と子どもの未来―離島教育の実践の中から』農山漁村文化協会 / 奥山英明(2002)『いつまでさまようのか!日本の教育』ポプラ社

・(手持ちの本の中から)卒業論文の執筆方法や文章技法に関する参考図書を紹介した。

  • 小笠原喜康(2002)『大学生のためのレポート・論文術』(講談社現代新書1603),講談社
  • 木下是雄(1981)『理科系の作文技術』(中公新書624),中央公論社(現,中央公論新社)
  • 木下是雄(1990)『レポートの組み立て方』(ちくまライブラリー36),筑摩書房
  • ウンベルト・エコ(1991)『論文作法:調査・執筆の技術と手順』(U・エコ監修「教養諸学シリーズ」1),而立書房
  • 三井宏隆(1990)『社会心理学ワークショップ 卒業論文・卒業レポートの作成・提出に向けて』垣内出版
  • 宇佐美寛編著(1998)『作文の論理―<わかる文章>の仕組み―』東信堂
  • 野口悠紀雄(2002)『「超」文章法 伝えたいことをどう書くか』(中公新書1662),中央公論新社

※ 春期休業中の読書課題として、上記のうち筆頭の小笠原(2002)を指定した。

※以上で本年度のゼミは終了。